
1%奨学金について、お話しするね。
2018年春、私 應武茉里依は「應武茉里依奨学金」という名の奨学金をはじめました。【毎月の給与の1%】円を【私の社会人年数分】人に、1年間給付するという制度です。
もらった恩は返すものではなく送るもの
私はいわゆる「貧困家庭」で育ちました。
中学生の頃、リーマンショックのあと 父親がリストラされ、その後 両親が離婚。
母親のパートの収入だけでは生活保護と同水準で、医療費は、0割負担対象者でした。
進学も危うい中、給付型奨学金のおかげで生きてこれました。
中高大あわせると約900万円にのぼります。
貸与型と違い 給付型なので、一切 返済義務がありません。
20歳のときに日本一周をしました。
たくさんの優しさをもらいました。
23歳のときに世界一周をしました。
たくさんの人に助けられました。
もらった恩は返すものではなく送るもの。
ある日、財団をつくろうと決意しました
( 財団をつくると決めた日 )
「40歳になったら財団を作りたいな…」
なんて ぼんやりと思っていたけれど、これでは寝言になってしまうと思い、
自分が苦しくない範囲で、できるところから はじめました。
どこまでできるか わかりませんが、やれるとこまでやってみようと 思っています。
これは受けとる人のためのものではない
奨学金を給付する活動を続ける中で、1つ気がついたことがあります。
それは、この1%奨学金は、
お金をもらえる受けとる人以上に 贈る人のためのもの
かもしれないな、ということ。
贈り人になってよかったな、と思うことがたくさんありました。
いいことした気持ちになれる
道案内をしたとき、なぜだか とてもいい気持ちになりませんか?
自分が苦しむことも、大変な思いをすることもなく ヒョイとできることによって、誰かが喜んでくれる。特に見返りを求めることもなく、あたたかい感情だけが 胸に残る。
確かに、それは自己満足なのかもしれません。
でもそんな「あたたかい気持ち」を毎月 味わうことができている。
自分が生きていることで喜ぶ人がいると実感できるって、幸せだなあっていつも思います。
思いがけない新しい出逢いがうまれる
この活動によって、
タコパしたり、一緒に焚き火をしたり、
ゆるくながくつながる友達ができました。
はじめていなかったら出会うことはなかったでしょう
今回、贈り人になってくれた 原田優香は、
実は「第3回應武茉里依奨学金」の応募者で、それまではお互い知らなかったんです。
彼女がやっている「ジブン研究」に参加して、彼女を知っていく中で
今回のお声がけに至りました。何があるかわかりませんね。
昇給を喜んでくれる人がいるから頑張れる
自分の給料が上がって喜んでくれるのは普通、家族くらいですよね。
でも、この1%奨学金のおかげで喜んでくれる仲間が増えました。
1万円の昇給は、給付額だと100円アップにすぎませんが
それでも気づいてくれる人がいるんです。
明日も仕事 頑張ろうってなります。いいでしょ?
ちなみに、應武茉里依のここ3年間の受給額は
こんな感じで順調に伸びています。

2018年12月 社員2,000人規模の上場企業(人材系) 退社
2019年 1月 世界一周スタート 収入ストップ
2019年 4月 社員200人規模の中小企業(出版系) 入社
転職バンザイ。笑
贈り人を増やしたい
奨学金をはじめて、たくさんのいいことがありました。
これをひとりじめするのではなく、もっともっと広げていきたい。
そんな思いから、このHPを作りました。
今の目標は「ここで紹介していく贈り人が100人になること」
よければ 一緒にはじめませんか?