友人の應武茉里依が始めた個人奨学金。
簡単に説明すると、毎月の自分の給料の1%を必要としている人に給付するという仕組み。
一昨年も実施した、個人奨学金。今年も期間限定で、誰か必要な人に届けば良いなと思い、始めることにしました。
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▼一昨年実施した際の募集要項はこちら
●プロフィール
原田 優香 (Yuka Harada)
/フリーランス、コミュニティビルダー、社会福祉士・精神保健福祉士

・1994年生まれ、京都府宇治市出身。
・2016年より、宮城県石巻市社会福祉協議会、公益財団法人共生地域創造財団の伴走支援員として仮設住宅の訪問相談員として働く。被災地支援の活動に凡走。
・2018年3月より、3人1組の対話を通して参加者が「安心して悩みや生きづらさを吐き出せる」ことと、他者からのフィードバックや声掛けによって 「自分の特性を言語化」していく「ジブン研究」を実施。現在は5期目で、総勢60名弱が参加。
・2019年7月に株式会社WATに入社しCB(コミュニティビルダー)として清澄白河にあるイベントスペース運営に関わり、食が中心の場づくりを実施。
・2020年9月よりフリーランス。会社の組織運営やコミュニティ支援の仕事に携わりながら場づくりを探求中。
趣味は、読書と山登りと生き物とのふれあい。よく笑い、よく食べます!
奨学金と私
私は実際に奨学金を借りて、大学を卒業しました。
今でも毎月14,400円を学生支援機構に支払っています。
30歳まで返済は続きます。
社会人1年目はこの毎月の奨学金の支払いが本当にキツかった。

大学と私
当時は実家から大学に通っていたので、交通費もバカにならなかったです。
1ヶ月で交通費は5万円程、そして社会福祉学部だったので国家資格を取得するための実習費用も15万円程。アルバイトだけではどうしても支払うことが難しかったので、学年で1人だけもらえる「大学奨学生」に採用されるべく、勉強を一生懸命頑張りました。
「大学奨学生」は、大学唯一の給付型の奨学金で、成績が良ければ年間30万円が給付される制度です。一生懸命勉強を頑張ったおかげで、大学4年間、毎年「大学奨学生」に選ばれ、合計120万円を大学から給付してもらいました。返済しなくても良い奨学金が、当時は本当に有難かった。
だけど、これには裏のお話があって、色んな先生が私に熱心に勉強を教えてくれたおかげです。
授業終わりに、先生の研究室に行って「ここがわからないので教えて欲しいです」という私に1時間、2時間と時間を割いて教えてくれた先生たちがいたから。
大学から給付された120万円は、実家から大学までの交通費と、実習費と国家試験の勉強対策に充てさせてもらいました。
おかげで、大学時代は自分の好きなことに時間とお金を使えました。
行きたいと思ったところに行き、友達と好きなことをして遊び、好きなインターンを経験させてもらい、本当に毎日が楽しくて。
もう一回大学に行きたいと思うくらい、自分自身が大学に行って本当によかった、と思えています。
だけどそれは間違いなく、両親と、給付型の奨学金と、貸与型の奨学金と、勉強を熱心に教えてくれた先生たちのおかげです。
給付型と貸与型の奨学金がなければ、私は大学に行けなかったし、色々な経験もできなかったし、今の私もきっといない。
奨学金を借りて卒業しているので、決して裕福ではなかったけれど、それ以上に多くのものを社会から沢山もらってきました。

「贈与」は循環する
「世界は贈与でできている」という本には「贈与」について面白いことが書いてあります。
この本では、「贈与」を「見返りを求めない行為であり、それが本当の意味で「贈与」となるには、受け手が気づいた時点で初めて「贈与」となるということだと定義しています。
モノは、自分自身で買えばただの「商品」である。しかし、誰かから送られた瞬間に、この世界にたった1つしかない特別な存在へと変貌する。
『世界は贈与でできている』近内悠太 ニューズピックス
贈与とは、モノを「モノではないもの」に変換させる創造的行為だ。
だから僕らは、他者から贈与されることでしか、本当に大切なものを手にすることができない。
私が大学4年間で受け取ったのは、確かに奨学金なのだけれど、沢山の人から与えられた贈与だった、と今ならわかります。
なぜなら、先生も、大学も、私に「何かを返して欲しい」と思って時間やお金を使ってくれた訳ではないと伝わっていたから。
そう思うと、28歳になるまで、本当に沢山の人から「贈与」を受け取ってきました。
ニートになってお金がなくなってどうしようもない時に「返せるときに返してくれたらいいから」とお金を貸してくれた人がいたこと。(無事返済しました)
苦しくて辛い時に、黙ってそばにいてくれた人がいたこと。
仕事について真剣に相談に乗ってくれた人がいたこと。
会社設立にあたって、応援してくれる言葉をかけてくれた人がいたこと。
間違えた時に、厳しくもあたたかく叱ってくれた人がいたこと。
私のことを想って選んでくれたプレゼントや言葉たち。
だからこそ、会社を設立した今、必要としている誰かに届いたらいいな、と思って個人奨学金を再開することにしました。
私が今裕福だから、余裕があるから、とかそういう話ではなくて、「贈与」は循環する信じているし、循環すれば社会はきっと今よりもより良くなると思っているんだと思います。
もらった恩というのは、きっと巡っていきます。
私は、この28年間、たくさんの人からもらった恩を、誰かに返したいなと思うタイミングが今だった。
シンプルにそれだけです。
誰かや社会への恩の返し方は、それぞれだと思う中で、私は自分の大切な友人が頑張っているプロジェクトに参画することで、行動できたら本望だなと思い、再開することにしました。

応募資格
応募資格は特にありません。
年齢、性別、職業不問。
学生、社会人オールOK
私に会ったことがなくてもOK
そもそも私を知らなくてもOK (拡散歓迎)
応募方法およびスケジュール
もし、原田優香個人奨学金に「応募したい!」と思った方は下記のフォームより、応募してください◎
お会いできるのを、楽しみにしています。
募集人員:2名
給付期間:2023年2月〜4月の3ヶ月間
締め切り:2023年1月31日 23:59
※2名以上の場合は選考となります。あらかじめ御了承ください。応募後は、後ほど、私から連絡させていただきます◎
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フォームにA4のPDF1枚(縦・横問いません)を添付してください。
内容は自由です。
なぜ応募したのか、自分はどんな人なのか、
ひたすらに趣味をアピールするのでも、笑いに走るでも、何でも構いません。
手書き、パソコン、イラスト、写真なども自由です。
とりあえず書きたいこと、書いてください!
●最後に…応募する人に伝えたいこと
【あなたの義務】
・銀行口座を教えること
・自分の使いたいようにお金を使うこと
【あなたの義務ではないこと】
・何にお金を使ったか報告する必要はありません。
もちろん教えてもらえたら楽しく聞きます◡̈
・定期的に報告をする必要もありません。
やらなきゃって思うと苦しくなるので、苦しめてしまうことは本意ではないと考えています。
受け取ってくれる人の存在がなければ、私は贈り人になれないです。 応募しよう、応募したいと思ってくれた人に感謝して。出会えるのを楽しみにしています!

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